2009年10月04日

孤独なダンス / スティング 〜 They Dance Alone (Gueca Solo) / Sting



They Dance Alone (Gueca Solo) / Sting


1987年に発売されたソロ3作目のアルバム『ナッシング・ライク・ザ・サン』(Nothing Like The Sun)に収録された名曲「孤独なダンス」(ダンス・アローン)です。


1973年以降、南米チリではピノチェト軍事独裁政権により、非常に多くの人々が
政治犯として弾圧を受け、拷問の末に殺されましたが、この曲はその犠牲者の妻や母親や娘について歌った歌です。


「どうしてここの女性たちは、みんな一人で踊っているんだろう」 という歌い出しで始まり、当時犠牲となった家族の深い悲しみを歌っています。


    彼女たちは死者と踊っている
   
    彼女たちは自分の父親と踊っている

    彼女たちは自分の息子と踊っている

    彼女たちは自分の夫と踊っている

    苦悶も内に秘めたまま


と悲しい様を歌いますが、Sting は


    いつか僕らはみんなのお墓の前で踊る

    いつか僕らは自由を歌い上げる

    いつか僕らは歓喜の笑い声をあげる


とも続け、悲しみのまま終わらせない気持ちも歌いあげています。


この曲には(Gueca Solo)という副題もついていますが、チリでは古くから求婚の時に"Gueca"という踊りをする儀式があるそうです。それを死者や行方不明者と踊るので"Gueca Solo" という副題がついているそうです。


この曲のビデオ・クリップには、女性が墓地でダンスをしているシーンがあったと思いますが、とても悲しいシーンだったのを覚えてます。


現在のチリは安定した状態だと思いますが、悲しい過去があったことも忘れてはいけませんね。もちろん日本についても言えることですが。


ぜひ聞いて欲しい一曲です。オススメしますexclamation




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ナッシング・ライク・ザ・サン

ナッシング・ライク・ザ・サン

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: CD



posted by すーさん at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Sting & The Police | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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