Luka - 孤独(ひとり)
児童虐待を受ける子供の視点からの作文のような歌詞が話題となり、1987年に大ヒットしたスザンヌ・ヴェガの曲。
スザンヌ・ヴェガは1959年カリフォルニア州サンタモニカ出身。生まれてまもなく母に連れられニューヨークへ移り、多くの社会的問題を抱えた地域で子供時代を送りましたが、その頃に見聞きした経験から生まれた曲なのでしょう。
どこか冷めた視点で綴られた詞を淡々と歌い上げるのが彼女の歌い方の特徴で、この曲についてもまさにそんな感じの曲です。
1987年にこの曲がヒットした頃、文学少女を彷彿させる内省的なイメージでアコースティックギターを弾きながら歌う彼女の姿を見て、この曲が社会問題を扱った歌であることを暫く知りませんでした。
虐待を受け、淡々と社会を見るようになる子供の歌を聴くのはとても苦しいものがあります。
私には2歳の長男と0歳の次男がいますが、まだ何も知らない子供たちをこうした不幸な目に合わせ、淡々と社会を見るようには絶対にさせないと改めて思います。
オススメします
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2008年ロンドンでのライブです(iTunes Festival:London 2008)
Stephen Talkhouse という場所でのライブです
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